TOP FUTURE
KIZASHI
仕事に誇りを持てる環境を、どうつくるか。
清掃や介護などの現場で、これまでの「全員が同じものを着る制服」から、働く人それぞれの体格や特性に合わせながら、デザイン性にもこだわったユニホームへ変えていく取り組みが紹介されていました。
単に着やすくするだけではなく、毎日その服を着る人が、自分の仕事をどう感じるのか。そして、その姿を周りの人がどう見るのか。
制服という身近なものから、仕事への誇りや働きがいまで考えさせられる、とても面白い記事です。元記事へのリンクもあるので、ぜひ読んでみてください。
「誇りを持とう」だけでは変わらない
会社ではよく、
「もっと主体的に働こう」
「自分の仕事に誇りを持とう」
という話をする。うちの会社でもよく話している。
もちろん、それ自体は大切だと思う。
でも、人の気持ちは理屈だけではなかなか変わらない。
毎日着る服が格好いい。
オフィスが気持ちいい。
使っている道具がいい。
自分たちの会社のWebサイトを人に見せたくなる。
そういう外側の環境も、人が自分の仕事をどう感じるかに影響する。
今回の制服も、その一つなのだと思う。
昔の制服には、組織として統一感をつくる意味が強かったのかもしれない。
でも今は、全員を同じにするためではなく、
一人ひとりが気持ちよく働き、自分の力を発揮するためにデザインする。
そんな考え方に変わり始めているのが面白い。
仕事を格好よく「見せる」のとは少し違う
清掃や介護には、昔からのイメージが残っている部分もあると思う。
だからといって、デザインだけを変えて別の仕事のように見せればいいわけではない。
清掃は、みんなの生活、仕事を気持ちよくしてくれる。
介護も、これからの社会にとって間違いなく必要な仕事だ。
当たり前だが、社会にとって価値のある仕事なのだと思う。
だから必要なのは、仕事を格好よく見せかけることではなく、
その仕事が本来持っている価値に、見た目や環境も追いつかせること。
僕はこれもブランディングだと思う。
良い職場をつくるには、お金もかかる
もちろん、中小企業にとって簡単な話ではない。
椅子を変える。PCを良くする。オフィスを変える。Webサイトをつくり直す。
全部やれば、それなりのお金がかかる。
だからこそ、
「儲かったら社員に還元しよう」
だけではなく、
「こんな職場をつくりたい。そのために会社としてここまで成長しよう」
という考え方があってもいいと思う。
経営者がどんな会社をつくりたいのかを示し、働く側もその方向を理解して、自分たちの会社をどう良くするかを考える。
売上や利益も、そのための共通目標にできる。
働きがいについて、もう一度考えてみる
今は「働く」ということを、あまりポジティブに捉えにくい時代なのかもしれない。
それでも、多くの人にとって働くことは、これからも生活の大きな部分を占める。
だったら、ただ時間を差し出すだけではなく、
自分の仕事に意味や誇りを感じられる方がいい。
「働きがい」という言葉があるのも、人が働くことの中に、給料だけではない何かを求めてきたからなのだと思う。
制服一つですべてが変わるわけではない。
でも、働く人が自分の仕事を誇れる環境をどうつくるのか。
今回の記事を読みながら、改めてそんな「働きがい」について考えた。


